長命草の青汁の特徴と効果

長命草とは、沖縄県に自生するセリ科の植物です。「一株食べれば一日寿命がのびる」と言い伝えられているほど栄養価が高く、万病に効く薬草として重用されてきました。
沖縄の強い太陽の光と潮風を浴びて育った長命草には、どのような栄養が含まれているのでしょうか。具体的にご紹介します。

食物繊維

長命草は食物繊維をキャベツの6倍も含んでいます。
食物繊維は腸を刺激して排便運動を促したり、水分を含んで便を柔らかくする働きをする、便秘改善には不可欠な存在です。腸内環境が乱れていると大腸ガンの原因にもなるので、積極的に摂りましょう。
また食物繊維は便秘解消効果以外にも、体内の過剰な脂質を排出してくれたり、血糖値の急上昇を防いでくれる働きがあるため、生活習慣病の予防にもつながります。

鉄分

長命草は鉄分をほうれん草の1.6倍含んでいます。
鉄分は血液中の赤血球をつくっているヘモグロビンの材料になる栄養素です。ヘモグロビンは肺に取り込んだ酸素を体の隅々まで運ぶ大切な働きをしているため、鉄分は生活に欠かせません。
もし鉄分が不足すると、疲労感が増したり眩暈を起こしてしまいます。特に女性は月経や妊娠などで特に鉄分不足に陥りやすいので、長命草の青汁で鉄分をしっかりと補給しましょう。

カルシウム

長命草はカルシウムの含有量が高く、牛乳の約7倍も含んでいます。
カルシウムは骨や歯を丈夫にしてくれる働きがあり、骨粗しょう症の予防にもなります。
成長期のお子さんや、骨粗しょう症のリスクが高まる中高年以降の方に特におすすめです。

ベータカロテン

長命草はかぼちゃの7倍ものベータカロテンを含んでいます。
ベータカロテンは体内でビタミンAに変換され、ビタミンAとして働きます。そのため、ビタミンAと同じ働きをするプロビタミンA(ビタミンA前駆体)と呼ばれる栄養素です。皮ふや粘膜を強くして免疫力を高めたり、眼精疲労を緩和してくれます。

クロロゲン酸

ポリフェノールの一種であるクロロゲン酸は、ニトロソアミンという発がん物質の発生を抑えたり、高血圧を防止する作用があります。また抗菌、抗ウイルス、抗アレルギー効果もあるので、ベータカロテンと合わせて風邪の予防に効果的です。

【ポリフェノールとは】
長命草はポリフェノールが豊富で、同じ沖縄の野菜として知られるゴーヤーの8倍も含んでいます。
ポリフェノールとは、植物が紫外線などの刺激から身を守るために生み出す成分で、しみやしわの原因になる活性酸素という物質を除去してくれる、抗酸化作用があります。そのため、ポリフェノールを摂ることはアンチエイジングへの近道なのです。

プテリキシン

長命草に含まれるプテリキシンという抗肥満物質は、中性脂肪の合成抑制や体脂肪の蓄積を抑制する作用が認められています。脂肪燃焼促進効果もあるので、生活習慣病の予防になります。

ビスナジン

長命草に含まれるビスナジンという物質は血管拡張作用があります。
身体の血流をよくして代謝を促進させたり、毛細血管を強化して内出血を予防する作用があるため、末端まで血液がいきわたり、冷え性の改善にもつながります。

イソサミジン

長命草に含まれるイソサミジンは排尿筋という筋肉の過剰収縮を抑制し、排尿機能を改善する作用があります。
頻尿や尿漏れの原因のひとつとして、排尿筋が常に緊張していることが挙げられます。イソサミジンは排尿筋をリラックスさせてくれるので、それらのトラブル改善につながるのです。

このように長命草は多くの栄養素を含んでいる健康食品です。
新しい習慣に長命草の青汁を取り入れてみてはいかがでしょうか。